2021年7月下旬以降、ビットコイン相場が好転しています。
下落トレンドにおける単なる戻りなのか、あるいは上昇トレンドへの回帰なのか、まだわかりませんが、チャート・パターンから見るともう少し上値を期待できそうです。
チャートパターン分析
下はBTCUSDの日足チャートです。
BTCUSD相場は、4月14日につけた史上最高値64,899ドルに向けてウェッジ・パターンを形成していましたが、4月18日にウェッジ・パターンを下方ブレークし、6月22日にはウェッジ・パターンに基づく下値目標値29,156ドルまで下落しました。
その後、しばらく29,000～36,000ドルで推移していましたが、7月20日に29301.56ドルの安値をつけて以降、上昇に転じており、8月6日には史上最高値と二番天井を結ぶ下降トレンドラインを上方ブレークしています。
このブレークアウトにより、バンプ&ランリバーサルが完成し、上値目標値①54,483ドル、②64,899ドルが点灯しました。
今後、上昇していく場合でも下降トレンドラインを試すブレークアウト後の押しの局面があるはずですが、そこでトレンドラインを維持できれば上値目標値に向けて上昇を継続、トレンドラインを維持できなければ、パターンの失敗となり、6月22日安値28,800ドルを割り込む可能性があります。
まとめ
下降トレンドラインへの押目待ち。
ちなみに、2017年バブル後もバンプ＆ランリバーサルが形成されましたが、その時はパターンの失敗となり、トレンドラインに沿うように安値水準まで下落しているので、今回もあまり強気になれないね。