市場予測

【JP225USD】日経平均株価の見通し【~2021年8月中旬】

2021-08-01

前回投稿した【JP225USD】日経平均株価の見通し【~2021年7月上旬】では、6月18日~7月5日の期間中にトレーディングサイクルのボトムをつけると書いた。

7月5日までにつけた安値は6月21日安値27783.9円だったが、7月5日を過ぎた7月8日・9日と安値を更新したので、どうやらサイクルボトムは6月21日安値であり、その日から安値を切り下げる弱気型のトレーディングサイクルが始まったいるようです。

サイクル分析

これまでの投稿に書いたとおり、日経平均株価には32日前後(26~37日)のトレーディングサイクルがあります。

下のチャートに示すとおり、安値1(5月13日安値27137.8円)から始まったサイクルは、27日後の安値2(6月21日安値27783.9円)でボトムを打ちました。

安値2以降の安値は安値3(7月19日安値27085円)となっていますが、安値2からサイクルの期間(26~37日)を経過しておらず、依然として安値2を起点としたトレーディングサイクルの最中であることがわかります。

すでにサイクル途中で付けた安値3が、サイクルの起点の安値2を下回っているため、このサイクルは安値切下げの弱気型であり、次のサイクルボトムの時期である7月28日~8月11日にかけて安値3を下回るボトムをつけるはずです。

そのボトムの水準は少なくとも26,000~26,660円です。次のサイクルが弱気を継続する場合、2018年10月高値24,624.8円を射程に捉えることになるかもしれません。

まとめ

米国株価指数のアノマリーでは、7月とは異なり、8月は軟調に推移する傾向があります。特に最初の9日間は弱い。日経平均株価もこの影響を受けるのであれば、サイクルボトムの候補期間(7月28日~8月11日)の後半まで弱くなる可能性があります。

サイクルボトムを確認するまではショート戦略を採ることが妥当かもしれません。

2021年8月7日 追記

8月第1週の米国株価指数は、アノマリーに反して高値更新となりました。思いのほか強い印象です。

上のサイクル分析には日経平均株価CFD<OANDA:JP225USD>を用いていますが、下のチャートは日経平均株価指数そのものを用いたものです。

祝日休場による関係で、CFDのボトムの周期とは微妙に異なっており、25~36日のトレーディングサイクルがあるようです。このサイクルによると、ボトムのタイミングは7月26日~8月13日の間になります。

注目すべきは、その期間中につけた安値3(7月30日安値)です。CFDでは安値更新となりませんでしたが、日経平均株価指数(現物)では安値更新となり、ボトムをつけたと言える状況になっています。もちろん、来週末の13日までボトムの候補期間が残っているので、さらに安値を更新し、CFDと同時にボトムをつける可能性はありますが、既に上昇に転じている可能性も頭の片隅に入れておく必要がありそうです。

なお、さらに安値更新する場合、チャート上の赤色トレンドラインを維持できるかどうかがチャート・パターン上は極めて重要になります。このトレンドラインは来週26730円から26810円に上がってきます。もし、このトレンドラインを下方にブレイクするようなことがあれば、バンプ&ランリバーサル(天井型)が完成し、下値目標値は22,000円割れ水準になります。

 

-市場予測

© 2024 pipsHUNTER